交通事故対応 意外な関係
2013年06月11日
今日は、交通事故に遭った際に行った対応のせいで思わぬトラブルに発展してしまった例をご紹介します。
その日、Aさんは乗用車で、Bさんは軽トラックで山中の狭い道を走っていました。
2台が出会ったとき、Aさんは危ないと思い道路の左側に車を停車しましたが、
Bさんが減速もせずつっこんできたため、当然ブレーキも間に合わずに衝突してしまいました。
若者のBさんは、Aさんだけに非があると暴言を吐き、Aさんを責めたてました。
何も言わず黙っていたAさんですが、「わかりました。とにかく警察を呼びましょう」と警察を呼び、
同時に自分が契約している保険会社にも連絡しました。
保険の担当者からBさんの連絡先を聞いておくように言われたAさんは、Bさんに連絡先などを訪ねますが、
「なんでお前にそんなことを教えなきゃならないんだ!?」とAさんを相手にしません。
AさんはBさんのあまりの態度に腹を立てました。
現場の状況としては、Aさんの車は道路の左側いっぱいに寄っていたので、
事故回避の努力がなされていたことがわかりましたが、Bさんの軽トラックは道の真ん中で衝突していました。
警察の調べで、ようやくBさんの連絡先を確認することができましたが、
なんとBさんの勤める会社は、Aさんの会社の取引相手で、
Bさんの勤める会社に数千万円の工事を頼んでいたのでした。
Aさんは「Bさんのような作業者に工事されたのでは、落ち着いて生活もできませんし、
工事も誠実にされるとも思いません。先ほどからのBさんの態度は絶対に許せません!」と言ったかと思うと、
携帯電話を取り出し、その場でBさんの会社に電話をかけて工事をすべてキャンセルしてしまいました。
Bさんの会社の社長も必死に謝りましたが、
結局Bさんの会社の対する工事契約はすべてキャンセルされてしまいました。
事故を起こしたくて起こす人はいません。
事故が起きた後は、とにかく冷静に話をすることが大切です。
どこで人間関係がつながっているかわからないので、Bさんのように事故に対する損害よりも
はるかに大きな損失を受けることになってしまうかもしれませんよ。
参考資料:保険屋一郎,『交通事故の珍事例』,(2007),文芸社
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