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人工透析による疲労によって起こった事故

2013年04月30日

みなさんこんにちは!

今日は、実際に起こった事故の例を見ながら、

どうすれば事故が防げたのかについて考えてみたいと思います。

タイトルにもありますが、「人工透析による疲労によって起こった事故」についてです。

 

その日、Aさんは血だらけになって帰ってきた。

Aさんの奥さんはパニックになり、Aさんに何があったのか問い詰めたが、

当のAさんは「何があったのかわからない。何も覚えてない。」を繰り返すばかり。

この日、Aさんは定期的に通っている病院から帰ってきたところだったが、病院から自宅へ帰ってくるま

での記憶がないらしい。

とにかく何か事件や事故に巻き込まれていては大変なので、Aさんの奥さんは警察へ連絡した。

 

―ここで考えられる可能性としては、Aさんが当て逃げ、ひき逃げをしている可能性です。

 最悪の場合も考えられます。すぐに警察に連絡しましょう。

 

その後、すぐに警察から連絡が入ってきた。

どうやら、車一台と自転車が接触する事故があり、現在加害者を捜索中とのこと。

すぐにAさんとAさんの奥さんは現場に行った。

現場に到着してみると、Aさんが加害者であることが判明。事故の詳細は以下の通りだった。

Aさんが突然ハンドル操作を誤り、中央線を越えて対向車線を走行していたXさんの車に接触、

その反動で再び走行車線側に戻り、さらに歩道に乗り上げて、

歩道上を走行していた自転車のZさんに接触後、ガードレールに激突して停まった。

しかし、Aさんはそのまま現場を離れて自宅へ帰ったという。

再び現場に到着してからも、Aさんの意識は未だ朦朧としていた。

警察もAさんの様子を見て、普通ではないと判断して、

飲酒運転を疑ったが、Aさんからアルコールは検出されなかった。

薬物の可能性も考えられたが、そうでもないようだ・・・。

Aさん自身からは詳しく話が聞けないので、Aさんの奥さんに「何か変わったことはないか」と確認して

みると、「今日、主人は病院へ行きました。定期的な人工透析のためです。いつも病院が終わったら、30

分くらいで帰ってくるのですが・・・。」と話し始めた。

原因は、Aさんが長時間に及ぶ人工透析によってとても疲れていたからだった。

人工透析は本当に疲労が伴う治療の一つで、Aさんは過去2回、

同じような状況で事故を起こしたことがある。

大きな事故ではあったが、早く出頭したおかげで、Aさんはひき逃げ、あて逃げとしてではなく、

通常事故として処理された。

 

原因

①Aさんは病院で5~6時間かけて人工透析し、疲れていた。

②Aさんは病院から30分くらいの場所で定期的に3度の事故を起こした。(意識が朦朧としていた)

③Aさん以外でも、病院帰りのBさんやCさんによる別件別場所事故もある。

 

反省

①治療後の安静時間、1時間が次の事故予防策となった。

②XさんとZさんへお詫びとお見舞いに行った。

 

いかがだったでしょうか?

飲酒運転や居眠り運転以外にも、意外なところに事故の原因が潜んでいたんですね・・・。

自分では大丈夫と思っても、念のため多めに休憩をとることが大切ですよ!

 

参考文献:保険屋一郎『交通事故の珍事例』(2007),p95-99,文芸社


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